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運動は何をどれくらい?

[2026.04.30]

運動したほうがいいのはわかっているけれど、何をどれくらいやればいいの?」という疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。実は日本では、厚生労働省が健康づくりのための指標として健康日本21を提示しています。今回はこの指標に基づき、内科医の視点から誰でも実践できる効果的な運動習慣についてわかりやすく解説します。

生活習慣病の予防に運動が欠かせない理由

運動を継続することは、単に体力をつけるだけでなく、生活習慣病の予防に直結します。具体的なメリットは以下の通りです。

項目 期待できる効果
血圧 血管の柔軟性が高まり、血圧を下げます
血糖値 インスリンの働きが良くなり、血糖値を改善します
脂質 善玉コレステロールを増やし、数値を整えます
血管疾患 心臓病や脳梗塞の強力な予防につながります
メンタル ストレスを軽減し、気分をリフレッシュさせます

このように、運動は生活習慣病を予防するための基本と言えます。

健康日本21が推奨する1日の運動量

健康日本21では、日常生活の中での活動も含めて1日60分程度の身体活動が推奨されています。ここでいう身体活動とは、特別なスポーツだけを指すのではありません。

  • 通勤や通学での歩行
  • 掃除や洗濯などの家事
  • 買い物での移動

これらを含めて、トータルで毎日60分程度体を動かすことが目標となります。

運動習慣を身につけるための3ステップ

いきなり毎日60分の運動を始めるのは大変です。まずは、今よりも活動量を増やすことを意識しましょう。

  1. 今より10分多く動く
    まずは現在の生活の中で、今よりもプラス10分だけ多く動くことを意識します。
  2. 移動手段を工夫する
    エレベーターを階段に変える、車ではなく徒歩を選ぶなど、身近な行動を変えてみます。
  3. 1駅分を歩いてみる
    慣れてきたら、通勤路などで1駅分歩く距離を伸ばし、活動時間を確保します。

内科医がおすすめする具体的な運動メニュー

健康維持のためには、有酸素運動を軸に、無理のない範囲で筋トレを組み合わせるのが最も効果的です。

有酸素運動

脂肪燃焼や心肺機能の向上に役立つ有酸素運動は、週3〜5回を目安に取り入れましょう。

  • ウォーキング(速歩き)
  • 軽いジョギング
  • サイクリング

筋力トレーニング

筋肉量を維持し代謝を上げる筋トレは、週2回程度で十分な効果が期待できます。

  • スクワット
  • 腕立て伏せ
  • 自宅でできる軽い筋トレ

無理なく運動を継続するためのコツ

運動が続かない原因の多くは「頑張りすぎ」にあります。よくある誤解ですが、健康維持に激しい運動は必要ありません

大切なのは、以下の3点を意識して無理なく自分のペースで続けることです。

  • 短時間(5分や10分)の積み重ねでも効果はあります。
  • 毎日完璧に行う必要はなく、週単位で帳尻を合わせればOKです。
  • 「少し楽だな」と感じる程度の運動から始めましょう。

まずは続けることを最優先に考えてみてください。

特に運動を推奨する方の身体的特徴

以下のような項目に当てはまる方は、運動を取り入れることで数値が改善する可能性が非常に高いと言えます。

血圧 最高血圧や最低血圧が高いと指摘されている方
血糖値 健康診断で血糖値が高い、または境界型と言われた方
脂質 悪玉コレステロールや中性脂肪の数値が気になる方
体重 以前よりも体重が増え、運動不足を実感している方

安全に運動を始めるための注意点

健康のための運動で体を壊しては元も子もありません。以下の3つのルールを守りましょう。

  • 急に激しい運動をせず、少しずつ強度を上げてください。
  • 体調が優れない時は無理をせず、勇気を持って休むことも大切です。
  • 心臓病などの持病がある方は、必ず事前に医師へ相談してください。

まとめ

運動において最も大切なのは、目標を高く設定しすぎず少しずつでも継続することです。1日60分の活動を目指しつつ、まずは「今よりプラス10分」から始めてみましょう。毎日の小さな積み重ねが、あなたの将来の健康を支える大きな財産となります。

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