メニュー

動悸がするときはどうしたらいい?循環器専門医が解説

[2026.06.27]

「急にドキドキする」「脈が飛ぶ感じがする」「胸がバクバクして不安になる」など、動悸は多くの方が一度は経験する症状です。

一方で、心配のいらないものもあれば、治療が必要な不整脈や心臓病が隠れていることもあります。今回は、動悸がするときに確認したいポイントや、受診の目安について循環器専門医が解説します。

動悸の定義と感じ方の違い

動悸とは、自分の心臓の拍動を強く感じる症状のことです。具体的には、以下のようなさまざまな感じ方があります。

  • ドキドキする
  • バクバクする
  • 脈が飛ぶ感じがする
  • 胸がドンとする
  • 脈が速くなる
  • 脈が不規則になる

このように、症状の現れ方は人によって千差万別です。

動悸が起きた際に確認すべきセルフチェック項目

動悸が起こったときは、まず落ち着いて以下のポイントを確認してみてください。これらは診断の際に非常に重要な情報となります。

脈の速さ 急に脈が速くなった場合、発作性上室頻拍や心房細動などの不整脈が隠れていることがあります。
リズムの規則性 脈が不規則にバラバラしている場合は、心房細動期外収縮の可能性があります。
持続時間 数秒で終わるのか、数十分以上続くのかという持続時間の違いも重要な判断材料です。
発生時の状況 運動中、睡眠中、食後、飲酒後、またはストレスがかかったときなど、どのような状況で起こるかを確認しましょう。

早めの受診をおすすめする危険なサイン

次のような症状を伴う場合は、重大な疾患が隠れている可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。

  • めまいや、ふらつきがある
  • 失神したことがある
  • 胸痛を伴う
  • 息切れが強い
  • 動悸が長時間続く
  • 運動中に症状が出る
  • 家族に突然死や重い不整脈の方がいる

特に、胸痛や意識消失を伴う場合は、緊急の対応が必要になることもあります。

動悸の原因として多い主な病気

動悸を引き起こす代表的な疾患や原因には、以下のようなものがあります。

期外収縮

「脈が飛ぶ」「胸がドンとする」という症状の最も多い原因です。健康な方にもみられることが多く、必ずしも治療が必要とは限りません

心房細動

高齢になるほど増える不整脈です。脈が不規則になることが特徴で、脳梗塞の原因となることがあります。最近では、スマートウォッチをきっかけに見つかる方も増えています。

発作性上室頻拍

突然始まり、突然止まる強い動悸が特徴です。若い方にもみられ、脈拍が1分間に150回から200回程度になることがあります。

ストレスや自律神経の影響

睡眠不足や疲労、ストレス、カフェイン、アルコールなどによって、一時的に動悸を感じることもあります。ただし、自己判断だけで済ませず、一度検査を受けることで安心につながる場合もあります。

スマートウォッチで不整脈を指摘されたら

近年、スマートウォッチで心房細動などの異常を指摘されるケースが増えています。便利な機能ですが、すべてが実際の不整脈とは限りません。通知があった場合は記録画面を保存し、医療機関で相談することをおすすめします。

動悸の診断に必要な精密検査

原因を特定するために、当院では以下のような検査を行います。

12誘導心電図 不整脈診断の基本となる検査です。
ホルター心電図 24時間以上、普段通りの生活を送りながら心電図を記録します。症状がたまにしか出ない方に有効です。
心エコー検査 心臓の大きさや弁膜症、心機能を詳しく調べます。
血液検査 貧血甲状腺疾患、電解質異常など、動悸の原因となる内科的疾患を確認します。

動悸がするときの適切な対処ステップ

動悸が起こった際に、自分でできる対応の手順です。

  1. 深呼吸と安静
    まずは楽な姿勢をとり、ゆっくりと深呼吸をして安静に努めます。
  2. 刺激物の制限
    カフェインやアルコールの摂取を控え、心臓への負担を減らします。
  3. 状況の記録
    発症した時間や、どのような状況で起きたかをメモしておきます。
  4. データの保存
    スマートウォッチを使用している場合は、その際の記録を保存してください。
  5. 医療機関への相談
    症状が繰り返す場合や不安な場合は、早めに専門医を受診しましょう。

まとめ

動悸はよくある症状ですが、その背景にはさまざまな原因があります。以下に該当する場合は、一度循環器内科で相談することをおすすめします。

  • 脈が飛ぶ感じがする
  • 急に脈が速くなる
  • めまいや息切れを伴う
  • 健康診断で不整脈を指摘された
  • スマートウォッチで異常を指摘された

当院では、循環器専門医・不整脈専門医が適切な診療を行っております。気になる症状がありましたら、お気軽にご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME