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弁膜症ってどんな病気?

[2026.05.05]

「最近、階段で息切れしやすくなった」「動くとすぐ疲れる」といった変化を、年齢のせいだと諦めてはいませんか?実はその症状、弁膜症(べんまくしょう)という心臓の病気が関係していることがあります。

階段での息切れや動悸は心臓からのサインかもしれません

日常生活の中で感じるちょっとした体調の変化は、心臓からの重要なサインである可能性があります。特に以前よりも動くのがしんどいと感じる場合は注意が必要です。

心臓の「弁」が果たす重要な役割

心臓は血液を全身に送るポンプのような役割を担っています。その内部には、血液の流れを正しく保つための仕組みが備わっています。

弁の役割 血液が逆流しないように防ぐ一方通行のドア
正常な状態 ドアが適切に開閉することで、血液がスムーズに流れる

弁膜症とはどのような病気か

弁膜症とは、心臓にあるがうまく働かなくなる病気です。主に以下の2つのタイプに分類されます。

狭窄(きょうさく) 弁が硬くなり、十分に開きにくくなる状態
閉鎖不全(逆流) 弁がしっかりと閉じなくなり、血液が逆流してしまう状態

弁膜症によって現れる主な症状

弁膜症は初期段階では自覚症状がないことも多いですが、進行するにつれて以下のような症状が現れます。

  • 階段や坂道での息切れ
  • 胸がドキドキする動悸
  • 以前に比べて疲れやすい
  • 足などの全身のむくみ

特に前より動くとしんどいといった、運動耐能の低下が特徴的な変化です。

なぜ弁膜症は見過ごされやすいのか

弁膜症は非常にゆっくりと進行する病気です。そのため、多くの人が以下のように考えてしまい、発見が遅れることがあります。

  • 「年を取ったから体力が落ちただけ」と思い込む
  • 無意識に動きを制限して、しんどさを避けてしまう

このように、単なる加齢による衰えと見過ごされることが少なくありません。

放置することで起こる心臓へのリスク

適切な治療を行わずに放置すると、心臓に負担がかかり続ける状態が続きます。その結果、心臓のポンプ機能が低下する心不全を引き起こし、日常生活に大きな支障をきたす恐れがあります。

弁膜症を早期発見するための検査方法

弁膜症は、医療機関で検査を受けることで正確に診断することが可能です。

心エコー検査 超音波を使って心臓の動きや弁の状態を詳しく調べる検査です。痛みはなく、体への負担も少ないのが特徴です。
健康診断 聴診で心雑音を指摘されたことがきっかけで見つかるケースも多くあります。

症状に応じた治療の選択肢

弁膜症の治療は、症状の進行具合に合わせて検討されます。

軽度の場合 すぐに治療は行わず、定期的な経過観察で様子を見ます。
進行している場合 お薬による治療のほか、カテーテル治療や手術が検討されます。

最近では、高齢の方でも受けられるような低侵襲な治療法も普及しています。

セルフチェック:このような方は一度受診を

以下の項目に心当たりがある方は、一度心臓の検査を受けることをおすすめします。

  • 日常生活で息切れが気になるようになった
  • ふとした瞬間に動悸を感じる
  • 健康診断で心雑音を指摘されたことがある
  • 年齢とともに急激な体力低下を感じている

まとめ:年齢のせいと諦めずに早期の確認を

弁膜症は、いわば心臓のドアのトラブルです。ゆっくり進むため自分では気づきにくい病気ですが、早く見つければ心臓への負担を減らし、健康な生活を長く維持することができます。「年齢のせいかな」と自己判断する前に、まずは専門の医療機関でチェックしてみることが大切です。

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