糖尿病はなぜ悪い?
「糖尿病ってそんなに悪いの?」「血糖値が少し高いだけでは?」
このように思われる方も少なくありません。
糖尿病は、すぐに強い症状が出る病気ではありませんが、放置すると全身にさまざまな影響を及ぼす病気です。
今回は、糖尿病がなぜ問題なのかをわかりやすく解説します。
糖尿病とは
糖尿病とは、血液中の糖(血糖値)が高い状態が続く病気です。
血糖値が一時的に高いだけであれば問題ありませんが、長期間高い状態が続くことが問題となります。
糖尿病が悪い理由① 血管が傷つく
糖尿病の本質は、血管の病気です。
血糖値が高い状態が続くと、血管の内側が傷つき、
- 血管がもろくなる
- 血流が悪くなる
といった変化が起こります。
この「血管障害」が、さまざまな合併症の原因になります。
糖尿病が悪い理由② 細い血管が障害される
特に影響を受けやすいのが、体の細い血管です。
① 目(網膜症)
目の血管が障害され、視力低下や失明の原因になります。
② 腎臓(腎症)
腎臓の機能が低下し、進行すると透析が必要になることもあります。
③ 神経(神経障害)
手足のしびれや痛み、感覚の低下などが起こります。
これらは糖尿病の三大合併症と呼ばれます。
糖尿病が悪い理由③ 大きな血管も障害される
糖尿病は細い血管だけでなく、大きな血管にも影響します。
その結果
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
といった命に関わる病気のリスクが高くなります。
糖尿病が悪い理由④ 症状が出にくい
糖尿病の怖いところは、症状がほとんどないまま進行することです。
- 気づかないうちに悪化する
- 症状が出たときには進行している
というケースも少なくありません。
糖尿病はどのくらいから危険?
「少し高いだけ」と思っていても、
- HbA1cが高い
- 血糖値が高い
状態が続くと、徐々に血管へのダメージが蓄積していきます。
そのため、早い段階からの対策が重要です。
糖尿病は予防・改善できる病気
糖尿病は、
- 食事の見直し
- 運動習慣
- 体重管理
によって改善・予防が可能です。
また、必要に応じて薬物療法を行うことで、血糖値をコントロールできます。
こんな方は注意
- 健康診断で血糖値が高いと言われた
- HbA1cが高いと言われた
- 家族に糖尿病の人がいる
- 肥満・運動不足
このような方は、糖尿病のリスクがあります。
まとめ
糖尿病が悪い理由は、血糖値が高い状態が続くことで血管が傷つき、全身の臓器に影響を及ぼすためです。
放置すると
- 失明
- 透析
- 心筋梗塞
- 脳梗塞
といった重大な合併症につながる可能性があります。
しかし、早期に発見し適切に管理することで、これらのリスクを大きく減らすことができます。
健康診断で異常を指摘された方や、気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
