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糖尿病とは?

[2026.03.16]

健康診断で「血糖値が高い」あるいは「HbA1cが高い」と言われて、不安になったことはありませんか。糖尿病は日本で非常に多い病気で、約1000万人以上が糖尿病と推定されているといわれています。しかし糖尿病は、初期にはほとんど症状がないことが多い病気です。そのため、気づかないうちに進行してしまうことも少なくありません。今回は、糖尿病とはどのような病気なのか、症状・原因・検査・治療について、一般の方にもわかりやすく解説します。

糖尿病とは?血液中のブドウ糖が慢性的に高くなる仕組み

糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高くなる病気です。

食事をすると、体内で糖が吸収されて血液中の血糖値が上がります。通常は、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが働き、血糖値を適切な範囲に保っています。

しかし、以下のいずれかの状態になると、血糖値が高い状態が続き、糖尿病になります。

  • インスリンが十分に出ない
  • インスリンがうまく働かない

放置は厳禁!糖尿病の初期症状とセルフチェック

糖尿病の大きな特徴は、初期には症状がほとんど現れないことです。そのため、健康診断で偶然見つかることがよくあります。

血糖値がかなり高くなると、次のような症状が現れることがあります。

  • のどが渇く
  • 水をたくさん飲む
  • 尿の回数が増える
  • 体重が減る
  • 疲れやすい

ただし、これらの自覚症状が出る頃には、すでに糖尿病が進行していることもありますので注意が必要です。

糖尿病を引き起こす主な原因と日本人の体質的特徴

糖尿病の多くは、生活習慣と体質が深く関係しています。主な原因として、以下の要素が挙げられます。

  • 食べすぎ
  • 運動不足
  • 肥満
  • 遺伝的要因
  • 加齢

特に日本人を含むアジア人は、欧米人と比べてインスリン分泌が少ない体質の方が多く、肥満がそれほど強くなくても糖尿病になりやすいといわれています。

糖尿病で最も注意すべき3大合併症と全身のリスク

糖尿病で本当に問題になるのは、血糖値が高い状態が長く続くことで起こる合併症です。代表的な合併症には、以下の「3大合併症」があります。

糖尿病網膜症 目の血管が障害され、視力低下や失明の原因になります。
糖尿病腎症 腎臓の機能が低下し、進行すると人工透析が必要になることがあります。
糖尿病神経障害 手足のしびれや痛み、感覚の低下などが起こります。

また、糖尿病は全身の血管にダメージを与えるため、心筋梗塞や脳梗塞といった動脈硬化による病気のリスクを高めることも広く知られています。

糖尿病の診断に欠かせない血糖値とHbA1cの検査

糖尿病の診断には、主に以下の検査が行われます。健康診断の結果を確認する際の参考にしてください。

血糖値 血液中の糖の濃度を直接測定します。
HbA1c(ヘモグロビンA1c) 過去1〜2か月の平均血糖値を反映する指標です。HbA1cの値で糖尿病や予備群が見つかることが非常に多いです。

糖尿病の治療方法:食事・運動・薬物療法の三原則

糖尿病治療の目的は、血糖値をコントロールして合併症を防ぐことにあります。基本となるのは生活習慣の改善です。

食事療法 食べ過ぎを防ぎ、バランスの良い食事を心がけることが治療の土台となります。
運動療法 ウォーキングなどの有酸素運動は、血糖値の改善に高い効果があります。
薬物療法 生活習慣の改善だけでは不十分な場合、飲み薬や注射薬を使用して適切に血糖値をコントロールします。

健康寿命を延ばすために重要な糖尿病の早期発見

糖尿病は、早期に発見して適切な治療を始めることで、恐ろしい合併症を十分に防ぐことができる病気です。特に次のような方は、一度早めに相談されることをおすすめします。

  • 健康診断で血糖値が高いと指摘された
  • HbA1cの値が高いと言われた
  • 家族に糖尿病の人がいる
  • 肥満が気になっている
  • 日頃から運動不足を感じている

まとめ:適切な管理で合併症を予防しましょう

糖尿病は血糖値が高い状態が続く生活習慣病の一つですが、初期は自覚症状が乏しいため、放置されがちな側面があります。しかし、放置すると心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病、失明などの深刻な合併症を招く恐れがあります。

早期発見・早期治療に取り組み、生活習慣を整えることで、健康な人と変わらない生活を送ることが可能です。健康診断で数値の異常を指摘された方は、まずはお気軽にご相談ください。

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